中国語を翻訳する時のコツ

日本と中国は近いですが、言語は大きく異なります。
もちろん、歴史をたどりますと漢字は中国から来たものですが、文法や発音は異なります。
例えば、日本に中国から漢字がやってきた時に日本人は正確に発音が出来ませんでした。
そのため、中国人は山を「シャン」と発音しますが、日本人には「サン」と聞こえたので今でも日本人はその発音を使っているのです。

一語一語その通りに訳す作業をする

さて、漢字だらけの中国語を日本語に翻訳するのは難しいように思えますが、どの様に訳すことが出来るのでしょうか。
翻訳する時のコツを考えたいと思います。
翻訳にはいろいろなやり方がありますが、基本的には二段階でします。
まずは、一語一語その通りに訳す作業をします。
つまり単語ごとの意味を辞書で確認しながら訳すのです。
しかし、そのような訳では不自然で読みにくい文章になってしまうのです。

自然な文章に替えていく

そこで、次のステップとして自然な文章に替えていきます。
原文の意味を変えることなく自然な文章にするには、語彙力と国語の能力が求められます。
言語を学んでいますと、第一言語、第二言語というのがありますが、第二言語は第一言語を超えることは絶対できません。
そのため、第一言語である母語のスキルが訳に大きく影響してくるのです。
基本の国語力が低いときれいに訳すことが出来ないのです。

基本的な文法構造も理解していないと訳すのが難しい

アフリカやアジアなどのある地域では複数の言語を話せる人がたくさんいますが、だからと言って翻訳が出来るわけではありません。
国語力がないとそれは非常に難しいことなのです。
中国語は英語と同じように主語の後ろに動詞が来ますので、訳す順序も大事になってきます。
基本的な文法構造も理解していないと訳すのが難しいと言えるでしょう。

中国語には動詞の変化がない

また、すでに決まった言い回しというものがありますので、それはそのまま訳せば大丈夫です。
中国語には動詞の変化がありません。
そのため、文全体の流れや時制を表す他の単語を頼りに、過去のことか現在のことかを判断する必要があるのです。
法律関係や特許など専門用語が多いものは、一つずつ辞書を見ながら確認するしかありません。
専門的な言い方は決まっているので最初は大変ですが、数をこなすうちに慣れることでしょう。

まとめ

確かに中国語を翻訳するのは大変かもしれませんが、漢字という共通点もあるので面白い作業になります。
自然な訳にするにはきれいな日本語を知っている必要もありますので、普段から新聞や本を読んでインプットすることも非常に大事です。

テレビ番組 中国語

最終更新日 2025年7月8日 by yumeka