医学部受験をするときに必要な勉強方法や予備校

将来医者になりたい場合には、医学部受験をする必要があります。
医学部に6年間通い、その後国家試験に合格すれば研修医にはなれます。
研修医を経て正式な医師になることができるわけですが、そのためにはまず医学部の合格が絶対に重要です。

医学部に合格をするためにはどの大学も偏差値60以上が必要

それ以外の学部で医者になる人はほとんどいません。
そこで、大学受験をするときに医学部を志す必要がありますが、この時一体どのような勉強が必要か問題になります。
医学部に合格をするためには、どの大学も偏差値60以上が必要です。
比較的学力が低い大学でもすべての試験科目の平均偏差値が62程度は必要となっており、すでにこの程度の学力があれば良いですが、そうでない場合にはどのようにして合格するための学力を身につけるべきか問題になります。

国立を受けるか私立を受けるかで受験科目が異なる

医学部の受験をする場合には、国立を受けるかそれとも私立を受けるかによって受験科目が異なります。
基本的に国立であれば5科目の受験が中心になるため、幅広く勉強することが必要でしょう。
一方で私立大学の場合は、一応5科目の勉強もできた方が良いですが、最終的には理科と英語と数学の3科目で勝負することになります。
大学によって科目数が異なるため、必ずしもその3科目とは限りませんが概ねその3科目の学力が要求されるところです。
公立高校から目指す場合は、高校で合格するための対策をしていない傾向にあるため、高校に通っているだけで合格をする事はかなり難しいです。
もちろん例外的に、高校の勉強だけで合格するような人もいますが、かなり特殊な例といえます。
多くの場合、予備校に通うか塾に通って合格するための勉強方法を身に付け学力を高めるわけです。
これに対して私立高校の場合も、高校に通っているだけで合格できた前例は公立高校よりは多いものの、特別に多いわけではありません。

予備校や塾に通う必要がある理由

合格を目指す多くの人は、富士学院などの予備校か塾に通っています。
予備校や塾に通う必要がある理由は、3科目の学力を高めることに加えて、小論文の内容を学習する必要があるからです。
中には生まれつき小論文に向いている人もおり、そのような人はたいして勉強をしなくても合格点を取ることができます。
しかしほとんどの人は、小論文のいろはを知らなければなかなか合格点をとるのは難しいでしょう。
小論文は、合格するための書き方を本で学ぶこともできます。
しかし、独学で勉強していても自分の書いた文章のどこが正しいのか、そしてどのあたりが間違って減点されるのかは自分だけでは判断しにくいところです。
マークシートや記述方式と異なり、正確な答えが参考書や問題集に掲載されているわけではありません。
この場合には、実際に予備校に通い模擬試験を受けるのが良いでしょう。
もし基本的な勉強は自分でできるとするならば、小論文に関しては模擬試験を受けるだけで充分です。

模擬試験はとても重要

模擬試験を受けた結果、合格点を取れていれば良いですが自分では正しい文章が書けているつもりでも間違っている例も少なくありません。
思わぬ箇所で減点されることもあり、ある意味ショックを受けるかもしれませんが、それも合格するためのステップと考えて割り切るべきです。
模擬試験はとても重要で、小論文以外にも理系の大学の合格に必要な主要3科目の成績を客観的に見ることができます。
これらの成績は、一科目位は苦手な科目があっても問題ありませんが、その場合は他の科目で平均点以上をとらなければいけません。
いずれにしても、苦手科目であれば合格点に届かなくて良いので合格点に近づくだけの勉強が必要になります。

医者を目指す場合には二浪から三浪ぐらいする人も多い

しかもポイントを絞った勉強になると、独学では難しいため多くの人が予備校に通う傾向にあります。
予備校は、高校1年生の時から通うことはできますが、1年生から通わなければいけないわけではなく大学の試験を意識し将来医者になることを志した時から通えば十分です。
学力的に難しい学部であれば、やはり浪人をするケースも少なくありません。
特に医者を目指す場合には二浪から三浪ぐらいする人も多いです。
浪人をしたときには、モチベーションが下がってしまうこともあります。
特に2年以上浪人している場合には、自分の高校の仲間もすでに大学に入ってしまい自分だけが取り残されたような気分になることもあります。
このような時大きくモチベーションが下がってしまうと、勉強が手につかなくなり無駄に時間を過ごすことになりかねません。
大抵の人は、1年を通じてモチベーションが下がる時期は必ずあります。
モチベーションが下がった場合、下がった状態を長期化させないことが必要です。
そのためには、普段と違う場所で勉強するのも1つの方法です。

まとめ

例えばいつも家と予備校の往復をしていた場合には、図書館などに行ってみるのが良いかもしれません。
そこで新たな刺激を受けることもできます。
受験生によっては今まで通っていた予備校ではなく、あえて地方の予備校に1週間程度通い、知らない環境で勉強することでモチベーションが高くなることもあります。
結果的にそれが合格につながるとすれば、お金はかかりますが知らないところで勉強をするメリットもあると言えるでしょう。

最終更新日 2025年7月8日 by yumeka