一昔前、テレビコマーシャルでおじいさんが、ガラスのコップに入った緑色の液体を飲んだ後、「う~まずい、もう一杯!」のキャッチフレーズの印象が強い青汁。
「苦そう」、「まずそう」ですが、「身体に良さそう」なイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
実際はどうなのか、ご説明します。
食品成分表では、し好飲料類に分類されています。
100ml当たり、エネルギーは375kcal、タンパク質が13.8g、脂質は4.4g、炭水化物が70.2g。
かなり栄養価が高いと言えます。
ミネラルはナトリウム100g当たり230mgに対し、カリウムが2300mgと10倍も多く含まれています。
カリウムは野菜に多く含まれるミネラルで、血圧を下げる効果が期待できます。
カルシウムは1200mg。
日本人の食事摂取基準2015年版によると、成人に必要とされるカルシウムの1日摂取量は650~800mgですので、100ml飲むだけであっさりと超えています!
鉄が2.9mg。
同様に鉄は推奨される量が約6.0~7.0mgですので、1日に必要な鉄分の約半分がとれるわけです。
つづいてビタミンはどうでしょうか。
β-カロテンは驚くべきことに10000μgも含まれています。
ビタミンAに換算するとこちらは1日に必要な量を十分に補えます。
さらに、ビタミンKは1500μgと、1日に必要な分の10倍以上補えてしまいます!ビタミンKは血をさらさらにする効果があります。
葉酸は、820μgも含まれており、1日に必要な量の約4倍補えます。
このように、ビタミン、ミネラルが豊富な栄養ドリンクと言えるでしょう。
ただ、ビタミンAやビタミンKは脂溶性ビタミンで、身体に蓄積しやすいビタミンです。
くれぐれも飲みすぎには注意しましょう。
自分の食生活を振り返って、最近、野菜不足でビタミンやミネラルが足りないなあ等と感じた時に、必要な量を補うと効果的ですね。
上記のようにビタミンやミネラルが豊富ですと、独特のえぐ味を感じることがあります。
青汁は特に青臭さが特徴です。
ですが最近は、メーカーによっておいしく飲みやすい青汁がたくさん開発されています。
また、牛乳で割ったり、ハチミツを入れるなどして、さらにおいしく飲む方法もたくさん紹介されています。
朝ごはんを食べる時間がなかったり、日々の食生活が乱れているあなたに、栄養補給としてご活用ください!
参照:青汁ランキング
最終更新日 2025年7月8日 by yumeka