歯周病の原因と対策とは

歯周病とは?

歯周病とは細菌の感染によって引き起こされる口内の病気であり、歯と歯肉の境目である歯周ポケットの清掃が行き届いていないことによって、その部分に数多くの細菌が停滞し炎症を引き起こしてしまいます。

その炎症によって赤く腫れることがありますが、多くの場合は痛みを伴うことがありません。
しかしそのままの状態を放置してしまうと、歯周ポケットがどんどん深くなり、重度になると歯が抜けてしまうことも十分に考えられます。

ある日突然症状が重くなるというわけではなく、次第に進行していく病気です。

一般的には加齢と共に症状は進行し、40代から60代の多くの人たちが発症しているといわれています。
しかし中には、20代でも症状が出る人も珍しくはなく、現代病の1つと考えられています。

歯周病かどうかのセルフチェック方法

自分が歯周病かどうかのセルフチェック方法は、

  1. 歯肉の色が赤いか
  2. 歯肉が退縮して歯間に隙間ができていないか
  3. 歯間に食べ物が挟まらないか

など、いくつかのポイントがあります。
それらのチェック項目に1つでも当てはまっていたら、症状が出ていると考えられます。

歯周病専門医東京も参考

歯周病の直接的な原因は、歯垢であるプラークです。
プラークは生きた細菌のことで、酸素の少ない場所を好むため、普段は歯周ポケットに潜んでいます。
プラークが排出する毒素によって、歯肉に炎症を引き起こしてしまいます。

口内のケアをしっかりと行うことが重要

予防するためには、口内のケアをしっかりと行うことが重要といえます。
食事をした後の口内の汚れによって細菌が増殖してしまうとプラークが作られ、その後歯磨きをきちんと行わないと、口内にプラークが残ったままの状態になってしまいます。

また、歯並びの悪さや合っていない被せ物などによって、いくら歯を磨いても磨き残しのためプラークがたまってしまうことが考えられます。
さらに歯磨きだけではなく、喫煙や食生活などの生活習慣でも、歯周病を悪化させてしまうリスクを高めることがわかっています。

歯周病とは口の中の細菌による炎症のため、原因となる細菌を増やさないようにすることが何よりも重要です。
そのためには毎日の歯磨きが有効であり、歯周ポケットに潜んでいるプラークを除去するための磨き方をマスターする必要があります。

歯ブラシの毛先を45度に傾け、5mm程度に細かく動かしてブラッシングします。
また、虫歯がなくても定期的に歯科医院で口内の健診を受けることも大切で、歯科衛生士から正しい歯の磨き方を指導してもらうことが重要といえます。

最終更新日 2025年7月8日 by yumeka